FXでよく耳にする順張りとは、一体どういう意味なのでしょうか。
順張りは基礎的な手法で、理解できれば初心者の私にも使うことができました。
あわせて押し目を取ってトレードする方法についても解説します。
この記事を読めば、今日からでも順張りができるようになりますよ。
順張りとは
順張りとは、トレンドと同じ向きでポジションを持つことをいいます。
相場の流れに乗っかるだけの、非常に単純な取引の手法です。

下降トレンドの場合は売りポジションで、上昇トレンドの場合は買いポジションを持ちます。
一度発生した大きなトレンドの流れは、ある程度まで継続することが多いため、その流れにうまく乗って利益を出します。
では、なぜ順張りが初心者にオススメなのか、メリット・デメリットを見ていきましょう。
順張りを使うメリット
リスクを抑えたトレードが出来る
順張りは基本的に流れに乗るだけなので、トレンドが終わる前に取引できれば損失は少ないです。
リスクを抑えて利益を出せる合理的な手法なため、熟練のトレーダーにもよく使われます。
安心して取引できる
FXには様々な手法や経験を必要とする場面もあります。
しかし、順張りは長期的に大きくトレンドが把握できていれば大丈夫です。
「予想外のことがあったらどうしたらいいんだろう」と、初心者の頃は不安でいっぱいですよね。
しかし、順張りは大きな相場の流れに乗ればいいので、そうした心配をする必要がなく、安心してトレードできます。
いつ損切りすべきかが明白
順張りをしていた場合、相場の流れが崩れてしまったら損切りをします。
例えば、自分が買った値よりも相場が下がってしまったら、その時点で損切りをすればいいのです。
順張りを使うデメリット
では、次にデメリットも見ていきましょう。
待ち時間が多い
順張りは、大きな相場のトレンドがくるまでひたすら待つ必要があります。
必然的に待ち時間が増えてしまい、トレードを積極的にしたい人にとっては面白味に欠けてしまうかもしれません。
いつ利益確定かが分かりにくい
そろそろトレードが変わりそうだな。
そう判断して利確してみたものの、もう少し待てばもっとたくさん利益が出た、という場面もあります。
しかし、絶妙なタイミングを見つけるのは至難の業です。
押し目を使ったトレード方法
実際に順張りを行う時は、どのようなトレード方法があるのでしょうか。
一番のオススメは押し目を使ったトレードです。
まず、押し目の意味から見ていきます。
押し目とは
押し目とは、値が上がっている時に、一時的に値が下がる瞬間のことをいいます。
どんな相場でもずっと上がりっぱなしということはありませんよね。
相場は上がったり・下がったりと、変動を繰り返しています。
したの図のように、値が上がっていく中で相場が下がった一瞬のうちを狙います。

また、値が下がった瞬間に取引することを押し目買いといいます。
理屈は簡単なのですが、押し目はタイミングが難しいです。
もうすぐ下がるかな、と待っていてもなかなか押し目にならないこともあります。

このように一気に急な角度で値が上がった時は、押し目になりにくいです。
押し目まちに押し目なし
トレーダーの間では、このような格言が有名です。
では、押し目を使った順張りを見ていきましょう。
押し目を使った順張り

- 大きな相場の流れを把握して、継続して値が上がるタイミングを見極めます。
- 実際値が上がっている状態で押し目を待ちます。
- 押し目が来たら買い、順張りトレードで利益を得ます。
先ほど学んだ順張りと押し目を組み合わせた、応用編のようですね。
あとは、トレンドが崩れるまで流れに乗るだけです。
初心者にも実践しやすいので、ぜひ使ってみてください。
トレンドの確認方法
順張りをする上で必要な、トレンドの確認方法を見ていきましょう。
ダウ理論

相場を見極める上で、ダウ理論は一般的によく使われます。
トレンド・レンジどちらになっているかを確認しましょう。
トレンドは色々なものに影響されていて、情報が値動きにダイレクトに反映されます。
大きな流れを把握するにはダウ理論は大変便利です。
移動平均線

トレンドの動きを知るには、移動平均線を使うことをオススメします。
移動平均線を見ると、転換のタイミングを知ることができるからです。
方向性や、市場にどの程度の勢いがあるかを判断する材料にしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
順張りは初心者にもわかりやすくて、実践向きですよね。
さっそく取引に取り入れていって、勝ちを増やしていきましょう。
押し目ともうまく組み合わせれば、ますます利益を伸ばせますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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