FXでよく聞く両建てとは、一体どんなメリットデメリットがあるのでしょうか。
両建ての意味や、利益を上げるための基礎知識を解説していきます。
この記事を読めば、今日から両建てを使って利益を上げることができますよ。
両建てとは
FXの両建てには、色々な使用方法があり、実際に利益を得ている投資家もいます。
両建てを実践するのは初心者には少し難しいかもしれませんが、トレードの時の参考になるので知っていて損はありませんよ。
まず最初に、両建てとは、どんな意味なのかを見ていきましょう。
両建てはどういう意味なのか
FXで取引するには、通貨ペアを選ぶ必要がありますよね。
両建てとは、全く同じ通貨ペアの買い・売りポジションを両方持っている状態のことです。

FXでは、買いポジションと売りポジションを同時に持つことができるのですね。
なぜ両方のポジションを持つのかというと、これから値が上がるか下がるか分からないからです。
両方のポジションを持ってしまえば、もし損益が出ても利益で相殺されますよね。
売買してしまうとそこで取引は終わってしまいますが、両建てにすればピンチを乗り切った後取引に戻ることができるのです。
ポジションを両方保有して相殺するなんて、初心者にはちょっとびっくりな方法ですよね。
しかし、当然メリット・デメリットがありますので、順番に見ていきましょう。
両建てのメリット
両建てを使う時のメリットには、どんなものがあるのでしょうか。
両建てといっても、同じタイミングでポジションを持つ必要はありません。
例えば、買いポジションだった時に相場が乱れてしまったら、予測を立てるのが難しいですよね。
そんな時は、追加で売りポジションを保有しておくと安心です。

このように、両建てはリスクを回避するために使われることがあります。
その他にも、両建てには色々なメリットがあります。
- 長期的な投資をしつつ、短期の投資も同時に行える
- 決済をしなくても損益の固定化ができるため、含み損が利益になることもある
- うまく利用できれば、相場が乱れた場面でも稼ぐことができる。
単にリスクを回避するだけではなく、戦略的に使えば儲けにつなげることができます。
しかし、両建てにはデメリットもあります。
両建てのデメリット
両建てには、便利な一方で注文の量を誤ると損失を二重に受ける可能性もあります。
そのため、決済まで身動きが取れなくなってしまい、その後に来たチャンスを逃す可能性もあります。
また、スワップポイントでマイナスの金利になって、少額の損失が出続けることもあります。
両建てを使う時には、計画を立ててうまく活用しなければいけませんね。
両建てで利益を上げる基礎知識
両建ての意味は分かったけれど、どうやって利益を上げていけばいいの?
私も初めは活用方法がよくわかりませんでした。
では、これから初心者にもわかりやすいように、利益を上げる基礎知識を紹介します。
相場が上がっている・下がっている時
相場は常に変動を続けています。
順調に上がり続けていても、下がるタイミングがどこかでやってきます。
その下がった瞬間に、両建てを使えば利益を出すことができます。

このように、買いポジションで値が上がりきるまでキープすれば、利益は大きいですよね。
また、相場が下がった時に売りポジションを取ることで、両方の利益を得ることができるのです。
こうした手法はつなぎ売りといい、両建てで利益を出す最も有名な方法です。
短期でトレードをする時
ある一定の変動の幅の中で値が上がり下がりを繰り返すことを、レンジ相場といいます。
このレンジ相場の状況で、両建てを使えば利益を出すことができます。

値がサポートラインまで下がりきり、値が上がり始めた時に両建てを行います。
その後、レジスタンスラインまでいって値が下がり始めると、買いポジションを決済し、売りポジションは損切します。
このような方法を取れば、もし相場が予想外の動きをしても損失のリスクを下げる事が出来ます。
順調に値が下がってきてサポートラインにきたら、売りポジションを決済すれば損益はゼロです。
結果的に、買いポジションの利益が丸々儲けになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
両建てには色々な活用方法があることが分かりましたね。
正しく活用できないと損失を出してしまうので、初心者には少し難しい手法かもしれません。
相場をしっかり分析して、適切なタイミングを見極めてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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