FXをやっていると約定や決済といった言葉が出てきますよね。
約定すると自動的に口座に利益が入る・・・と思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、私もそう思っていました!
では、約定の意味と、決済との違いや仕組みについて解説していきます。
FXの約定の意味
約定とは、注文が正式に成立することです。
一度約定してしまうと、取り消しはできませんので注意してくださいね。
他には「フィル」「執行済み注文」とも呼ばれます。
しかし、条件がそろっていない場合は、注文が約定されないこともあります。
どんな条件が必要なのでしょうか?
約定ができる条件
では、どんな時に約定ができるのか、条件を確認しましょう。
まずは、下記のチェック項目を全て満たす必要があります。
- 市場に十分な取引量があること
- 売買する人がいること
- 取引の期限がまだ来ていないこと
- 市場時間内の取引であること
さらに、取引の種類によって、約定方法は変わってきます。
- 成行注文 ・・・ 注文発注時の最適な値(可能な限り)
- 指値注文 ・・・ トレーダーが指定した値
それぞれの注文の条件が満たされていないと、約定されません。
約定されなかった注文は、未約定となるか、注文が失効してしまいます。
通常は、注文後問題なければ約定されますが、相場の値動きが変動しているときは少し注意が必要です。
レートが注文の値とずれてしまったり、約定できない場合があります。
注文の値がずれる・約定ができない時とは
では、注文の値がずれたり、約定できない時はどんな原因があるのでしょうか。
スリッページ(注文の値がずれる)とは
まず、注文の値がずれるのは成行注文のときです。
私たちは取引の時、通常PCで画面を見ながら行います。
この画面に映っている「リアルタイムレート」は、FX会社が約定を行う時のレートです。
私達が注文ボタンを押して、約定がおこなわれる一瞬の間に為替レートが更新されると、注文時の値と約定の値がずれてしまうのです。
この現象はスリッページと呼びます。
約定拒否(約定できない)とは
約定ができないことを、約定拒否やリジェクトと呼びます。
具体的には次のような時に、約定拒否が起きます。
- 相場が急激に変動して注文と為替レートの間に差が生まれてしまった時
- ニューヨーククローズの間際等、取引の流動性が低下してしまっている時
相場が急激に変動を起こすと、正しい位置の処理が困難となってしまい、約定拒否の原因となります。
反対に、取引の流動性が低下すると、売買が行われずに約定拒否の原因となるのです。
約定拒否がおきた時は、画面にこのような表示がされてしまいます。
せっかくの注文が不利になってしまい悔しい思いをすることもありますが、反対に約定拒否にたすけられるなんてこともあります。
FX会社によっては、こういったスリッページや約定拒否が起きにくいことを売りにしているところもありますよ。
約定日とは
FX取引は、売る人と買う人の売買契約があって成立します。
そして、注文が無事に執行されて、売買取引が成立した日のことを「約定日」といいます。
約定と決済の違いについて
では、約定と決済にはどのような違いがあるのでしょうか。
注文が成立した後は、その通貨は手元に保持されます。
このことを、ポジションを持つといいます。
まだこの状態では、口座にはお金は入ってきません。
つまり、ポジションを保有している間はレートが動くと損益は上下し続けます。
決済とは、ポジションを解消して利益を口座に振り込んでもらうことです。
「もう利益が出ているし、払い戻ししたいな」「これ以上損失を大きくしたくない」と思ったときは、決済を行います。
決済には、指定のレートに達したら自動で決済してくれる指値決済もありますよ。
参考:
証拠金維持率が基準の値とを下回ってしまった時にFX会社で強制的に決済される強制決済(ロスカット)というものもあります。
約定の仕組みについて
では、約定できるまでの仕組みについて見ていきます。
成行注文の場合で見ていきます。
注文 → PC等からネット回線を経由し送信 → FX会社に到着 → FX会社で処理
こういった順番で処理がされます。
FX会社の力が弱く、相場が急激に変動してしまうと、指定の値で約定しないことがあります。
FX会社の力によって結果が変わってしまうので、FX会社の約定力といったりします。
一般的に、約定力の高いFX会社とは以下の基準を目安にします。
- 処理能力が高いか
- 多くのカバー先の金融機関とつながりがあるか
リスクを抑えるためにも、約定力が高いFX会社を選んで取引したいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
約定と決済は全然違う意味を持っていたことが分かりましたね。
仕組みを理解しすれば、あとは知識をもとに勝ちにつなげていきましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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