あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
や行
ら行
わ行
FX用語解説付き
あ行
あ
相対取引(あいたいとりひき)
特定の取引場所を介さず、当事者同士で売買すること。
Over The Counterの頭文字を取ってOTCともいいます。
大口の取引を市場で行うと、相場が大きくみだれるため、使われる。
アイザー・ウェイ
売りの値と買いの値が同じレートになっている状態をいう。
チョイスともいわれる。
アウトライト
直物為替・先物為替の売り買いを単体ですること。
買戻しや売戻しといった条件なしで、買う・売るを単独で行うこと。
アゲインスト
自分の持っているポジションに損失が出てしまっていること。
対義語:フェイバー
アシスタントディーラー
ディーラーの補助をする人で、売買の権限がないため自分では判断できない。
経験を積み、ディーラーとなる。
ASK/OFFER(アスク/オファー)
買値のこと。
対義語:BID
アセット
資産・財産のこと。
現金・証券・不動産など換金性の高い資産が該当する。
アセットアプローチ
外国為替相場の決定理論の中のひとつ。ケインズ派の資産の動機選択説。
2つの国の間の利子率の上下で、為替レートが決まる論理。
アナリスト
相場を分析して、運用者に情報を伝える人のこと。
アノマリー
理論では説明できない相場の変動のこと。
根拠は乏しいが、値動きに規則性があることをいう。
セルインメイ(5月売れ)などの季節性のアノマリーも存在する。

アベレージ・コスト
同じポジションを複数保有している場合の、平均の持ち値のこと。
アマウント
取引の量・取引の単位のこと。
アービトラージ
価格差を利用した「さや取り」のこと。
例:現物市場で取引されるレートと先物市場で取引されるレートのギャップを利用して利益を出す。
い
委託介入(いたくかいにゅう)
中央銀行が、他の国の中央銀行に市場介入を委託すること。
IFD注文(イフダンちゅうもん)
新規に注文をする時に、注文が成立(約定)することで有効になる決済の注文を設定できる注文。
なお、FID決済を行う際、新規注文・決済注文はセットで必要となる。
利食い・損切り対策として使われる。

インカムゲイン
利子や配当の収益のこと。
イールド・カーブ
利回りの曲線で、国債の利回りと償還期間との相関性を示している。

1本
100万ドルのこと。インターバンク市場で取引をする時の最小単位。
インターバンク
一般は参加できない銀行同士のみの取引市場。銀行間取引とも呼ばれる。
取引には、主に短期資金・手形・外貨が使用される。
FXの取引では、インターバンク市場のレートが基準となる。
隠密介入
財務省や日銀が非公表で介入すること。
う
ウォールストリート
NYにある金融街のこと。証券取引所に限らず、大手証券会社・銀行が集中している。
受渡日/決済日(うけわたしび/けっさいび)
取引を行った通貨を決済して交換する日のこと。
売決済/転売(うりけっさい/てんばい)
買いポジションの量を減らすための売り付け取引のこと。
対義語:買決済/買戻し
売ポジション(うりポジション)
売りの注文が成立後、未決済の状態のこと。
対義語:買ポジション
上値抵抗線(うわねていこうせん)
レジスタンスラインともいわれる。
上昇が抑えられているラインのこと。
一般的に、上値抵抗線に近づくと上昇が止まる傾向にある。
しかし、上値抵抗線を超えてしまうと上昇が継続する傾向にある。
対義語:下値支持線

え
NDD方式(エヌディーディーほうしき)
ノーディーリングディスク方式の略称。
投資家が、インターバンクに直接注文を行う方式をいう。
FX会社の判断に左右されることがないため、約定力が高いメリットがあるが、スプレッドが広いデメリットがある。
対義語:DD方式
円キャリートレード
円資金を低金利で借り入れ、高い利回りで運用する取引のこと。
円債(えんさい)
広い意味では円建ての債権のことで、狭い意味では、日本国債のこと。
円高(えんだか)
海外の通貨に対し、日本円の価格が上がること。
例:1ドル=110円だったものが、1ドル100円になった。(円高ドル安)
円安(えんやす)
海外の通貨に対し、日本円の価格が下がること。
例:1ドル=100円だったものが、1ドル110円になった。(円安ドル高)
お
オイルマネー
中東の諸国が石油を輸出して儲けたお金のこと。
経済が動く原因にもなることから、動向が注目されている。
OCO注文(オーシーオーちゅうもん)
指値注文と逆指値注文を両方出せる注文の方法。
片方が約定すると、もう一方は自動で取り消しされます。

押し目(おしめ)
トレンドが上昇傾向にある時に、一時的に値が下がった状態のこと。

押し目買い(おしめがい)
トレンドが上昇傾向にある時に、一時的に値が下がったタイミング(押し目)を狙って買い注文を入れること。
対義語:戻り売り
オシレーター系/トレンド系
テクニカル分析の方法。過剰な売買を分析して、逆張りをするサインとして用いられる。
- トレンド系:移動平均線・DMIなど
- オシレーター系:RSI・サイコロジカルライン・ストキャスティクスなど
オフショア
陸地から離れている沖が語源で、運用も調達も非居住者とする取引のこと。
国内市場とは区別して、外国との取引のみをする市場のこと。
オプション取引
一定の商品を一定の取引の期間内に一定の値で売り買いする権利のこと。
コール・オプション(買う権利)・プット・オプション(売る権利)がある。
オーダー
注文すること。
オルタナティブ投資
投資信託・譲渡性預金・株式や債券へ直接投資方法以外のこと。
芸術作品・骨董収集・石油やガス・為替取引・デリバティブ取引・不動産など。
オーバーシュート
相場の行き過ぎた変動のこと。
オーバーナイト取引
日が変わるまでに決済を行わず、翌日に持ち越しすること。
終値(おわりね)
その日に一番最後に取引があった値。
FX市場は24時間動いているため、ニューヨーク時間である17時が基準となっている。
対義語:始値
日本時間換算
- サマータイム時:日本時間AM6時
- サマータイム以外の時:日本時間AM7時
※月曜日は、1年を通して日本時間AM7時と固定されている。
か行
か
介入(かいにゅう)
相場の急な変動に対し、中央銀行が安定を目的として行う為替売買で、平衡操作ともいう。
外貨準備(がいかじゅんび)
輸出代金決済・債務支払いなど、対外国へ支払うために準備する外貨のこと。
外貨準備高(がいかじゅんびだか)
国が保有している外貨・証券の総額で、支払い能力を示す指標となる。
外国投信(がいこくとうしん)
外国の法律にとり、海外で運用を行う投資信託のこと。
外国為替及び外国貿易法(外為法)
1949年施行の対外取引の基本法。98年に新外為法で資本取引が自由化した。
外国為替特別会計(がいこくかわせとくべつかいけい)
外国為替の売り買いを管理している国の特別会計のこと。
外為ディーラー
金融機関で実際に取引をしている人のこと。
外債(がいさい)
外貨建て債券のこと。
為替差益(かわせさえき)
為替相場が変動することで生じた利益のことで、損益の場合は為替差損という。
為替相場決定理論(かわせそうばけっていりろん)
為替の変動の要因を分析した理論。国際収支説・購買力平価説などがある。
為替手数料(かわせてすうりょう)
為替レートの中に組み込まれた手数料のこと。
預入で1円・払い戻しで1円の為替手数料を負担する。
カウンター・パーティ
取引相手のこと。
カスタマディーラー
金融機関で実際に取引をしている人の中でも、顧客を担当している人のこと。
カントリー・リスク
投資を行う国の信用度を表すもの。
国民所得・外貨準備・国際収支・政治の安定度を判断基準とする。
買決済/買戻し(かいけっさい/かいもどし)
売ポジションの量を減らすための買い付け取引のこと。
対義語:売決済/転売
外国為替市場(がいこくかわせしじょう)
為替売買市場全体のことをいいます。
外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)
証拠金取引を行って、海外の通貨を売り買いする取引のこと。
買ポジション(かいポジション)
買いの注文が成立後、未決済の状態のこと。
対義語:売ポジション
カバー取引
リスクヘッジのために金融機関が行う取引のこと。
投資家の取引とは逆の売買をすることで、ポジション調整を行う。
為替変動リスク(かわせへんどうリスク)
為替が変動することで、損失が出るリスクのこと。
き
機関投資家(きかんとうしか)
生命保険。銀行・信託銀行・証券会社・年金基金・ヘッジファンドなどが当てはまり、個人・法人に預かった資産を運用すること。
基軸通貨(きじくつうか)
国際貿易で広く使用されていて、価値基準の基準通貨であり、対外準備資産として補油している準備通貨であるもの。
現在はアメリカのドルが基軸通貨である。
期末・月末要因(きまつ・げつまつよういん)
決算が近づくにつれて、売りの圧力が強まること。
逆ざや
値が変動して、購入した値よりも下がってしまうこと。
協調介入(きょうちょうかいにゅう)
それぞれの国の中央銀行が共同してかいにゅうすること。
キウィ
ニュージーランドドルのこと。
ギブン
インターバンク市場で使われている用語で、「売った」という意味。
キャップ
相場が一定の水準で上がり下がりしているときの、上限の水準。
キャピタルゲイン
値の上昇で生じる利益のこと。
キャピタルロス
価値の下落で値が下がり、出た損失のこと。
キャンドル
カナダドルのこと。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
売り買いする取引のレートをあらかじめ指定する注文方法。
注文時のレートより上昇すれば買い、下降すれば売るという指定ができる。
対義語:指値注文

許容スリップ(きょようスリップ)
成行注文時にスリッページを許容する値を設定できるスリッページの範囲のこと。
銀行間取引(ぎんこうかんとりひき)
一般では参加できない、銀行同士のみの取引市場のことで、インターバンクともいう。
短期資金・手形・外貨が取引される。
FXの取引では、インターバンク市場のレートが基準となる。
金融緩和(きんゆうかんわ)
中央銀行が、不景気の時に金利を下げて通貨の流通量を促すための金融政策。
金融商品取引業者(きんゆうしょうひんとりひきぎょうしゃ)
金融商品取引法で登録された、金融商品を取引する業者のこと。
く
口先介入(くちさきかいにゅう)
直接市場に介入するのではなく、政府などが発言で相場を意図的に動かすこと。
クウォート
為替レートを提示すること。
クロス取引
注文の時に、同じ銘柄・数量の買いと売りを同時に行い、約定すること。
け
経済成長率(けいざいせいちょうりつ)
景気がどのくらい上昇したかの割合。
経常収支(けいじょうしゅうし)
国が外国との経済取引の中で生じた収支。
気配値(けはいち)
外国為替相場で取引されるおおよそのレートのこと。
現受け・現渡し(げんうけ・げんわたし)
現受けは、買いポジションの外貨を差金決済せず、外貨で引き出すこと。
現渡しは、売りポジションの外貨を相手に渡し、対価をもらうこと。
ケーブル
イギリスのポンドのこと。
こ
好材料(こうざいりょう)
変動の原因となる出来事を材料といい、その中でも相場が上昇する原因となる材料を好材料という。
口座資産(こうざしさん)
預けている証拠金に決済した損益・スワップ損益を加算した合計金額のこと。
レートを安定させて、貿易・投資が円滑に行えるメリットがある。
購買力平価(こうばいりょくへいか)
自国の通貨と、外国の通貨で同じものを買える比率で為替レートを決めるという考え方のこと。
国際開発協会(こくさいかいはつきょうかい)
世界銀行グループのうちのひとつ。加盟国の融資を元に、発展途上国に長期で無利子の融資を行っている。
国債金融公社(こくさいきんゆうこうしゃ)
世界銀行グループのうちのひとつ。世界市場で調達した融資を元に、発展途上国の民間企業に融資を行っている。
国際収支(こくさいしゅうし)
1年間のうちの国際取引の受け取り・支払いの記録。
国際復興開発銀行(こくさいふっこうかいはつぎんこう)
世界銀行グループのひとつ。加盟国の融資を元に、発展途上国に準商業の融資を行う。
国際通貨基金(こくさいつうかききん)
通貨・為替相場の安定を目的にした国際連合の専門機関。
固定相場制(こていそうばせい)
為替相場を一定の範囲に固定してしまう制度のことで、経済的な基盤が弱い国で獲られる。
コスト
保有しているポジションの平均原価のこと。
コンファーム
取引の内容を確認すること。
ゴールデンクロス/デッドクロス
ゴールデンクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けること。
デッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けること。
5・10日要因
5・10日は決済日になることが多く、ドルが不足すること。
雇用統計(こようとうけい)
国内の雇用の状況を調べ、統計を取ったもの。
相場の変動に影響を与える大切な指標で、特にアメリカの雇用統計の結果は多くの投資家が注目している。
さ行
さ
裁定取引(さいていとりひき)
アービトラージ・さや取りとも呼ばれる。
安く買い、高く売って利益を出すこと。
差金決済(さきんけっさい)
現物を用いた取引ではなく、開始時点と決済時点の値の差を損失、利益として取引する方法。
指値注文(さしねちゅうもん)
リミット注文ともいい、売り買いする取引のレートを指定してから注文する方法。
- 買い:現在より低いレートの値を指定する。
- 売り:現在より高いレートの値を指定する。
サポートライン
下値支持線ともい、下降が抑えられているラインのこと。
一般的に、サポートラインに近づくと下降が止まる傾向にある。
しかし、サポートラインを超えてしまうと下降が継続する傾向にある。
対義語:レジスタンスライン

サマータイム
アメリカやヨーロッパで導入されている、夏季の間のみ時間を1時間進める制度。
サマータイムの間は、取引ができる時間帯が異なる。

し
シカゴ筋
シカゴの先物市場で、通貨先物取引を実際にしている人のこと。
自己資金規制比率(じこしほんきんきせいひりつ)
証券会社・金融先物会社の財産が健全であるかどうかを表す指標のうちのひとつ。
金融商品取引会社は、自己資金規制比率の基準を120%以上に維持するよう義務化されている。
自己資金規制の比率が高いほど、会社の安全性が担保されます。
自己資金規制比率の計算方法
自己資金規制比率=固定資産以外の資本÷リスク相当額
下値支持線(したねしじせん)
サポートラインともい、下降が抑えられているラインのこと。
一般的に、下値支持線に近づくと下降が止まる傾向にある。
しかし、下値支持線を超えてしまうと下降が継続する傾向にある。
対義語:レジスタンスライン

実効レバレッジ(じっこうレバレッジ)
取引総額に対し、有効証拠金のレバレッジ何倍で取引しているかを表示する。
取引総額 ÷ 有効証拠金 = 実行レバレッジ
実質金利(じっしつきんり)
名目金利を物価の上昇率で割り引いた金利。
出金依頼額(しゅっきんいらいがく)
出金を依頼中である金額のこと。
実現益/損(じつげんえき/そん)
ポジションを決済し、実際に得た損益のこと。
実需(じつじゅ)
機関投資家など資本取引・輸出入の時の外国為替の需給。
実需筋(じつじゅすじ)
資本取引・輸出入の時に外国為替取引をする機関投資家のこと。
証拠金(しょうこきん)
FXで取引を行うための資金で、担保のようなもの。
証拠金の額とレバレッジの倍率が取引可能額となる。
最低限取引を行うために必要である額を必要証拠金という。
必要証拠金の計算方法
必要証拠拠金=(取引金額)÷25(最大レバレッジ)
証拠金維持率(しょうこきんいじりつ)
取引に必要な証拠金に対する全証拠金(時価評価額)のパーセンテージ(割合)のこと。
証拠金維持率の計算方法
証拠金維持率=(現在の証拠金)÷(必要証拠金)×100
証拠金維持率が基準以下になると、FX会社に強制ロスカットされます。

ショート
通貨を売って、売りポジションを保有すること
対義語:ロング
市場金利(しじょうきんり)
金融機関がお互いに貸し借りをする際に適用される金利。
資本収支(しほんしゅうし)
直接投資・証券投資などの資本取引の収支。
主要通貨(しゅようつうか)
世界の市場で頻繁に売買されている通貨のことで、メジャーカレンシーともいう。
証券市場(しょうけんいちば)
株式・有価証券が発行される発行市場と、流通する市場の総称。
順張り・逆張り(じゅんばり・ぎゃくばり)
相場の方向性に合わせた取引を順張りといい、方向性と逆の取引を逆張りという。

新規注文可能額(しんきちゅうもんかのうがく)
新規に注文が出来るが金額のこと。
人民元(じんみんげん)
中国の通貨のこと。
信託保全(しんたくほぜん)
投資家が預ける証拠金などの資金を、FX会社の財産と分けて信託銀行で管理する方法。
もしFX会社が倒産しても、預けた資金は保全され、返還されるというメリットがある。
す
スイスフラン
スイスの通貨のこと。
スクエア
外国為替取引で、売買の持ち高をゼロにすること。
スターリング
イギリスのポンドの別名。
スティープ化
長短金利差が拡大し、イールド・カーブの傾きが急になること。

ストップ注文
逆指値注文のこと。
ストップリミット注文
ストップする価格と、注文のリミットを設定できる注文方法。
- レートがストップする価格になれば、リミット注文は有効です。
- レートがストップする価格にならなければ、リミット注文は無効となります。
ストリーミング注文
リアルタイム表示のレートを元に、タイミングを見て注文する方法です。
成行注文とは、約定にずれがない点で違いがある。
スプレッド
買値と売値の差額のこと。

スポット
直物取引のこと。
スポットレート
直物取引の為替レートのこと。
スリッページ
注文を出した時のレートと、実際に取引が成立したときのレートに価格差が生じること。
急な相場の変動が起こった際に起きることがある。
スワップポイント
それぞれの通貨による金利から算出された額のこと。
毎取引の金利差でスワップポイントの受け取りや支払いが決定する。
せ
政策金利(せいさくきんり)
それぞれの国の中央銀行が、国内の銀行に融資する時の金利のこと。
- 好景気:預貯金・ローンの金利を引き上げ、通貨が流通することを抑える
- 不景気:金利を引き下げ、通貨が流通するように促す
世界銀行(せかいぎんこう)
発展途上国の開発支援をする国際金融機関。
ゼロサム
片方が利益を得れば、片方は同じ額損していて、全体ではプラスマイナスゼロであること。
そ
ソブリンリスク
取引先の国の事情で、為替予約が実行できなくなるリスクのこと。
損切り(そんぎり)
含み損が膨れ上がっている状態のポジションを決済して、今以上の損失を防止すること。
対義語:利食い
た行
た
大統領サイクル(だいとうりょうサイクル)
アメリカの大統領選挙の周期で相場や株価に相関関係があるという考え方。
高値(たかね)
一定の期間内の取引で、最高値のレートのこと。
対義語:安値
建玉/ポジション(たてぎょく)
新規注文のあと、未決済の状態であること。
「売り・買いポジション(の建玉)を持った。」という風に使う。
建値(たてね)
ポジションを保有した時点における値のこと。
短期金融市場(たんききんゆういちば)
期間が1年未満である金融市場。
ダイレクトリーディング
銀行間の取引で、ブローカー・電子ブローキングを介さず直接取引すること。
ダン
取引が成立したこと。
ち
長期金利(ちょうききんり)
1年以上の期間がある借入金の金利。
調整局面(ちょうせいきょくめん)
上昇していた値が速度を鈍化させて、踊り場に入ったような場合のこと。
チョイス
売りの値と買いの値が同じレートになっている状態をいう。
アイザーウェイともいう。
チョッピー
参加者が少数で、薄商いで値動きが荒れていること。
チャーチスト
チャートの動きさえ研究していれば相場を分析できる、と考える参加者のこと。
チャート
相場における値の変動をグラフ化したもの。
月・週・日・時間・分などの単位ごとの尺度で見ることができる。

中央銀行(ちゅうおうぎんこう)
それぞれの国に1つずつある、金融の中心的な存在である銀行。
日本では日本銀行、アメリカでは米国連邦準備制度理事会(FRB)が中央銀行にあたる。
注文有効期限(ちゅうもんゆうこうきげん)
注文する有効期限のことで、DAY・GTC・GTDの3種類がある。
- DAY(1日限定):注文日の翌6時50分(サマータイムは-1時間)まで有効
- GTC(期限なし):注文者が注文を取り消すまで有効
- GTD(日にち指定):注文者の指定した日の翌6時50分(サマータイムは-1時間)まで有効
注文中証拠金(ちゅうもんちゅうしょうこきん)
未約定である注文の証拠金の総額のこと。
つ
通貨オプション
通貨を売買する権利。買う権利をコール・売る権利をプットという。
通貨先物取引(つうかさきものとりひき)
通貨の先物取引のこと。
ツー・ウェイ・プライス
売値と買値の両方を一緒に提示することで、価格形成の透明性が担保されること。
通貨単位(つうかたんい)
Lot(ロット)のこと。
通貨ペア(つうかぺあ)
取引を行う上で選択する2種類の通貨のペアのこと。
表記の例:日本円と米ドル = USDJPY
取り扱う国の通貨は全てアルファベット3文字で表される。
て
DD方式(ディーディほうしき)
ディーリングディスク方式の略称。
FX会社と投資家が直接取引を行う方式をいう。
スプレッドが固定で狭いことがメリットだが、FX会社の判断に左右される面が大きく、約定力が低いデメリットがある。
対義語:NDD方式
手仕舞い(てじまい)
ポジションを仕切ること。終わらせること。
電信売相場(でんしんうりそうば)
銀行が公示する顧客への電信売相場のことで、銀行が外貨を顧客に売る時の値段。
電信買相場(でんしんかいそうば)
銀行が公示する顧客への電信買相場のことで、銀行が外貨を顧客から買う時の値段。
テイク・プロフィット
利食いで利益を確定させる取引のこと。
デイトレード
一日の中の売買でポジションをクローズすること。
ディスカウント
先物相場が直物相場よりも割安になること。逆はプレミアムという。
ディーラー
金融機関で実際に取引している人のこと。
ティック
取引時間の最小単位で、英語で時計の音をティックということからきている。
ティック・チャート
短時間ごとの値動きを表す時系列のチャート。
ディップ
レートが急に下降することで、英語の沈むからきている。
ディーリング
外国為替の取引をすること。
テクニカル分析
チャートの変動を見て、値動きを分析する方法。
デリバティブ取引
取引の対象であるものの価格に基づいて、レートが決定される商品取引の方法。
先物取引・オプション取引が含まれる。
店頭デリバティブ取引(てんとうデリバティブとりひき)
取引金融商品市場・外国金融商品市場で取引しないデリバティブ取引のこと。
と
投機(とうき)
レートの変動で利益を得る事を目的とした売買のこと。
投機筋(とうきすじ)
レートの変動で利益を得る事を目的とした売買をする投資家のこと。
特定投資家(とくていとうしか)
資本金の合計額が5億円を超える株式会社のこと。
特定投資家は書面交付の義務が免除される。
独歩高(どくほだか)
特定の通貨が上昇すること。反対に下降している場合は、独歩安という。
途転注文(どてんちゅうもん)
決済注文のひとつ。
取引中であるポジションを決済し、同じ通貨ペアの反対方向のポジションを持つこと。
決済注文・新規注文を一緒に行う。
ドルコスト平均効果
通貨を毎月一定額買い続けると、平均してコストを安くできるということ。
ドルブル
ドルに対し、上昇すると考えることで、下落の場合はドルベアという。
ドルペッグ
自国の通貨レートをドルに連動させた固定相場制度のこと。
ドルロング
ドルの買い持ち状態のこと。売り待ち状態はドルショートという。
トレジャリー
アメリカの財務省証券のこと。値動きや利回りの動きは世界の金融市場の指標となる。
トレール注文
レートの上がり・下がりに合わせて、逆指値注文の価格を自動で上昇・下降させる注文方法。
リスクをコントロールして利益を伸ばすために使われる。
トレンド
相場の傾向のことをいい、上昇トレンド・下降トレンドがある。
な行
な
仲値(なかね)
金融機関がAM9時55分の為替レートを基準として顧客に提示する値。
一日の外国為替取引の基準となる。
仲値不足(なかねぶそく)
仲値決済において、外貨おもにドルが不足している場合に使われる。
投売り(なげうり)
買い持ちであるポジションを損切りで売ること。
ナッシング・ダン
取引が不成立であったこと。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
売買の値をあらかじめ設定せずに、注文時のレートで売買すること。
難平(なんぴん)
損失を平均化するための方法のひとつ。
評価損のポジションに、新たなポジションを追加することで平均のコストを下げる。
に
日銀短観(にちぎんたんかん)
4月・7月・10月・12月に発表する全国短期企業経済観測調査のこと。
日銀当座預金残(にちぎんとうざよきんざん)
金融機関が他の金融機関と行う決済のために日銀に開いている当座預金口座の資金量このこと。
日銀展望レポート(にちぎんてんぼうレポート)
年4回の政策委員会・金融政策決定会合で決定され公表される経済・物価情勢の展望レポート。
ニューヨーククローズ
ニューヨーク市場の取引が終了する時間のこと。
FXは24時間動いているため、一日の区切りはニューヨーク市場を基準としている。
日本時間換算
- サマータイム時:日本時間AM6時
- サマータイム以外の時:日本時間AM7時
ね
値洗い(ねあらい)
相場の変動に伴って、保有しているポジションの時価を評価すること。
年金(ねんきん)
厚生・国民年金のことではなく、信託銀行・生命保険などの年金運用部のこと。
ネッティング
債権債務の残高を差し引きして、正味決済すること。
の
ノーオファー
売りてがいないこと。買い手がいないことは、ノービッドという。
は行
は
ハゲタカ
企業買収の時に、企業の株式が安くなった時に買収し、経営に関与し価値を高めて売却すること。
獲物が弱っている時に狙うハゲタカに由来する。
始値(はじめね)
その日に一番最初に取引があった値。
FX市場は24時間動いているため、ニューヨーク時間である17時が基準となっている。
日本時間換算
- サマータイム時:日本時間AM6時
- サマータイム以外の時:日本時間AM7時
ハト派
経済の状況に慎重な見方をする人の事。
バリュー・デイト
決済日のこと。
ひ
日計り商い(ひばかりあきない)
翌日にポジションを持ち越すことなく、その日に手仕舞いする取引のこと。
ヒストリカル・ロールオーバー
ロールオーバーの際に、過去約定したレートをそのまま使い、ポジションの保有期日を延長すること。
ヒット
特定のレートで売られ・約定したこと。
BID(ビッド)
売り値のこと。
対義語:ASK/OFFER
pips(ピップス)
FXで使用されている通貨の最小単位。
USドル・ユーロ・日本円など、世界の色々な通貨を取引する上で、統一した単位を用いている。
1つのみだとpipだが、2以上の単位になるとpipsになる。
1pipの単位は、日本円のみ小数点第2位、その他は小数点第4位である。

ピボット
J・W・ワイルダー・Jr.が考案したテクニカル指標のこと。
高値、安値、終値といった三つの値から、当日のサポート・レジスタンスとなりそうなところを推測するもの。
評価損益(ひょうかそんえき)
持っている資産を現行のレートで評価し、評価損・評価益を計算する方法。
含み損・含み益ともいい、決済すると現実の利益・損益となる。
ふ
覆面介入(ふくめんかいにゅう)
中央銀行が為替介入を非公式で行うこと。
双子の赤字(ふたごのあかじ)
アメリカの財政収支と貿易収支の赤字のこと。
レーガノミックスによって生まれ、ジョージ・W・ブッシュ政権時代が最も深刻であった。
踏み上げ(ふみあげ)
保有している売りポジションを損切りして買戻すこと。
ファンダメンタルズ分析
国・地域の経済状況から、相場の動向を分析する方法。
ファンドマネージャー
色々な人から集めた資金を運用する人のこと。
フェイバー
保有しているポジションを現在のレートで評価して利益になっている状態のこと。
フォレックス
外国為替のこと。
フォワード
先渡し取引のことであり、将来の一定の時点の値を現時点で約定する取引のこと。
プライス
為替レートのこと。
プラザ合意
1985年にニューヨークのプラザ・ホテルでG5が行われたときにした為替レートの合意。
対日貿易赤字の是正のためにドル安円高の導入がされた。
ブラックアウト・ルール
中央銀行政策決定会合のメンバーは、政策決定会合の前後に金融政策マターについて発言することを禁じられたルールのこと。
プレミアム
先渡しレートが割り増しとなること。
オプション取引では、オプション料をプレミアムと呼ぶ。
対義語:ディスカウント
ブル
相場が上昇する強気な見方のこと。雄牛が角を下から突き上げて攻撃することから由来。
ブローカー
外国為替の取引業者のこと。売り手・買い手から手数料を徴収する。
フューチャー
先物取引のこと。
へ
返還可能額(へんかんかのうがく)
取引に使っている口座から出金できる金額。
ヘッジ取引(ヘッジとりひき)
値が変動するリスクを抑制・回避する方法。
保有している通貨と逆のリスクがあるポジションを持つことで、損失が出ても一方の利益で相殺できる。
回避を意味するヘッジから由来している。
変動相場制(へんどうそうばせい)
外国為替相場の決定を市場取引に任せること。
需要・供給で相場が変動していく制度。
ベア
相場が下降するという弱気な見方のこと。クマが腕を上から下に振り下ろして攻撃することから由来。
ほ
保証金(ほしょうきん)
取引の上で担保となるお金。証拠金ともいう。
ポジション
現在に保有している通貨のこと。売りポジション・買いポジションという。
ポジション調整
投資資金の分配を変更するため、保有しているポジションを売り買いすること。
ポジションテイカー
リスクをとってポジションを作り、収益を狙う人のこと。
ポジショントーク
自分が保有しているポジションの利益が出てほしいという希望を含んだ会話や言い回しをすること。
ボックス相場
上限と下限が決まった範囲の中で値動きを繰り返す相場のこと。レンジ相場ともいう。
ボラタイル
相場の値の動きが激しいこと。
ボラティリティ
為替レートの変動率のこと。
ま行
ま
マージンコール
証拠金維持率がある一定の基準以下になった時に、追加の証拠金を呼びかける通知。
マージンコールがかかる基準は各FX会社によって異なるが、一般的には200%から100%の間である。

窓
ローソク足チャートで、ローソク足同士の間に上下方向の隙間ができたこと。

マイナーカレンシー
メジャーカレンシー以外の通貨のこと。
マイン
インターバンク市場で使われている用語で、「買った」という意味。
マーク・トゥ・マーケット
今保有している資産を市場価格で計算し、時価で評価すること。
み
未約定(みやくじょう)
注文が成立していない状態のこと。
め
名目金利(めいもくきんり)
物価上昇率を加味していない表面上の金利のこと。
メジャーカレンシー
外国為替市場で頻繁に取引されている通貨のこと。
日本円・ドル・ユーロ・ポンド・スイスフランがこれにあたる。
も
持ち高(もちだか)
現在に保有している通貨のこと。
戻り売り(もどりうり)
相場が下落している中で、値が上がったタイミングを狙って売りの注文をすること。
対義語:押し目買い
や行
や
約定(やくじょう)
売買の注文が確定すること。
約定日(約定日)
売買の注文が確定した日のこと。
安値(やすね)
一定の期間に取引された中の底値のこと。
対義語:高値
ゆ
有事のドル買い(ゆうじのドルがい)
戦争などの有事が起こった際に、基軸通貨のドルが買われること。
輸出予約(ゆしゅつよやく)
外国為替取引でドルを売る予約をすること。
揺り戻し(ゆりもどし)
行き過ぎた上昇・下降のあと、反対の動きを見せること。
ユアーズ
インターバンク市場で使われる用語であり、「売った」という意味。
ユーロ
EU加盟国で共通して使われている通貨のこと。
ユーログループ
ユーロを通貨としているヨーロッパ連合の加盟国である財務省の会合。
ユーロ・マネー
海外にある市場で取引されている自国の通貨のこと。
例:国外市場で取引される円を「ユーロ円」という。
よ
寄り付き
市場が始まり、最初についた値のこと。
四本値(よんほんね)
一定の期間中の、下記4種類の値のことをまとめて四本値という。
- 始値
- 高値
- 安値
- 終値
ら行
り
利益確定の売り
買いのポジションを反対売買し、利益を確定させる売り注文のこと。
リクイディティ
市場の流動性のこと。
リスク
運用・取引上で、損失が出る可能性のこと。
リーブオーダー
指値注文のこと。
両建相殺証拠金(りょうだてそうさいしょうこきん)
両建ての時に相殺された証拠金のこと。
利食い(りぐい)
保有する通貨に含み益が生じている状態で売り、利益を確定させること。
対義語:損切り
リミット注文
指値注文のこと。
両建て(りょうだて)
保有している通貨ペアの売りポジション(売建玉)と買いポジション(買建玉)を両方持っている状態。
リスクを避けるための投資方法。
る
ルーブル合意
1987年にフランスのパリにあるルーブル宮殿にて開催されたG7の政策協調の合意。
れ
レジスタンスライン
上値抵抗線ともいわれる。
上昇が抑えられているラインのこと。
一般的に、レジスタンスラインに近づくと上昇が止まる傾向にある。
しかし、レジスタンスラインを超えてしまうと上昇が継続する傾向にある。
対義語:サポートライン

レバレッジ
少額の資金を使って、多額の取引を行うこと。
てこの原理から由来している。
得られる利益は大きいが、損失も大きくなるため、リスクが伴う。

レベル
外国為替相場の為替レートのおおまかな水準。
レンジ相場(レンジそうば)
相場が一定の変動の幅の中でチャートが上がり下がりを繰り返している状態。

連邦公開市場委員会(れんぽうこうかいしじょういいんかい)
アメリカの政策金利を決定する会合の事。FOMCと略される。
ろ
ロールオーバー
翌営業日まで、保有しているポジションを持ち越しにすること。
ロスカット/強制ロスカット(きょうせいロスカット)
膨大な損失を出すリスクを避ける手段のひとつ。
設定した価格まで値が下落した時に、ポジションを自動決済する方法。
証拠金維持率により執行される。
強制ロスカットは、FX会社が決めたロスカットラインを下回った場合に強制的に自動決済を行うこと。
ロスカットラインは主に証拠金維持率の100%から50%の間で決められている。

Lot(ロット)
FXの取引で使われる最小の単位で、通貨単位や取引単位といわれることもある。
1Lotの通貨量は各FX会社によって違いがある。

ロング
通貨を購入したり、買いに建玉を保有すること。
対義語:ショート
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